年 被爆者問題国際シンポジウム 1945年に投下された2発の原爆の影響をまとめた 国際シンポジウムが、1977年、国連NGO主催で 東京、広島、長崎で開かれた。日米ともに決定的な データが公式に発表されていないことを指摘する 反核運動家の要望に応えたものである。 会議では、1945年末までに広島で14万人、長崎で 7万人が原爆により亡くなったとする調査の結果が 発表された。 フィリップ・ジョン・ノエル=ベーカー氏は、 「生か忘却か」と題したシンポジウムの閉会の辞で、 「世界のヒバクシャよ、団結せよ。輝かしい未来の 人民、それは私たちだ。」と述べた。このとき、 「ヒバクシャ」は国際的なことばになった。 ノエル=ベーカー卿 (1959年ノーベル平和賞受賞) 撮影:森下一徹 シンポジウムの開会を宣言する アーサー・ブー議長。被団協提供
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