広島・長崎に投下された核兵器は、死者を人間とは思えない姿まで焼き尽くし、生き延びた人々を病気や貧困、差別に追い込みました。核兵器は、人間とは共存できない兵器です。
核兵器がもたらしたものと、被爆者たちのあゆみを世界の人たちに知って欲しい。私たち広島・長崎の被爆者はこれまでに4回、NPT再検討会議に合わせて国連で原爆展を開催してきました。核兵器の使用のリスクが最も高まっている現在の状況を受けて、この原爆展をオンラインミュージアムとして開設します。
今回の展示について
広島・長崎から75年を超えて
ヒバクシャ ― 核兵器廃絶に
取り組む勇気ある人々
1945年8月のあの日から、私たち被爆者は、核兵器も戦争もない世界を実現するために活動してきました。原爆による後遺症に苦しみながらも、この目標に向かって力を尽くすことで、生きる意味を見出しました。私たちは、今、核兵器の禁止に向けたあらたな進展に期待しています。この国際的な流れを、あらゆる機会をとらえて、核兵器はすべての国からなくすことができるという大きな流れに育てていきましょう。この展示をご覧になる皆さんが、自らの体験を通して「この苦しみをふたたび地球上のだれにも味わわせてはならない」という被爆者のねがいを共にしていただけるよう願っています。
ミュージアム
スタッフ
共催:日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協) / NPO法人ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会
国連原爆展パネル
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日本被団協
パネル制作
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プラット恵理子
パネルデザイン
ウェブサイト
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林田光弘
ディレクション
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中尾詩織
広報
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平井朗
マネジメント
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メリ・ジョイス
翻訳
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right hand合同会社
デザイン・コーディング